ドル円でFX比較する

8月2日の期限までに米債務上限引き上げが議会を通過できるか否かが最大の焦点となる。議会を通過できない場合にはドル売りが強まり、史上最高値となる76.25円を割り込み、75円割れを試す展開が予想される。

 

また、75円台を割り込むと大きな節目となる70円近辺を試す可能性も否めない。さらに、今週は米7月雇用統計をはじめとした米経済指標発表も目白押しとなっている。特に米雇用統計が予想を下回る結果となれば、ドル売りが加速する可能性が高くなる。

 

ユーロドルは結果、1.00を割り込むことが予想されるので、ドル円と比較した場合は、ドル円を取引したほうがいいだろう。

 

しかし、それをきっかけにポジション調整が強まり、ドルの買い戻しの動きが活発化する可能性もあるため、今週の上下の値動きには注意が必要。米国以外では2日には豪準備銀(RBA)、4日には欧州中銀(ECB)と英中銀(BOE)、5日には日銀がそれぞれ政策決定会合の開催が予定されているため、ドル円以外の通貨も乱高下する展開が予想される。